毎年3月になると郵便を利用して確定申告を郵送しています。必要な書類や返信用封筒の書き方、サイズ、切手の料金など、毎回調べ直すのが面倒なので、初心者でも分かりやすい様にまとめました。
郵送で確定申告を送るメリット
確定申告には電子申告、直接持ち込むなど、郵送の他にも方法があります。電子申告が一番手間が少ないですが、導入までのハードルが高く、特に確定申告を初めたばかりの初心者には難しいです。直接持ち込むのが確実ですが、多忙な毎日に数時間を費やして持参するのも面倒です。
郵送であれば、完成した申告書類をポストに投函するか、郵便局に持ち込むだけで、申告が完了するため、手間が少ない点が大きなメリットとなります。
確定申告に必要な書類
最低限必要な書類
確定申告に最低限必要な書類として以下の3点となります。
・青色申告決算書(画像左)・・・2枚つづり
・確定申告書B(画像中)・・・4枚つづり
・確定申告添付書類(画像右)・・・1枚(控除証明書・マイナンバーカードの写しを貼り付ける)
控えの返信が欲しい場合に必要な書類(任意・オプション)
確定申告書類に控えが欲しい場合(各種申請等で利用する場合必要)は、返信用封筒と確定申告控え用書類を同封しておけば、税務署が押印をして、返信してくれます。ただし押印は「受け取りましたよ」という意味で、申告内容に関しての承諾ではない事に注意して下さい。
控えの返信に必要な書類は以下のとおり。
・青色申告決算書(控え)(画像左)・・・2枚つづり
・確定申告書B(控え)(画像中)・・・4枚つづり
・返信用封筒(画像右)・・・1通
返信用封筒の種類・書き方・切手料金
同封する返信用封筒の種類
確定申告の控えを収めてもらう封筒は「長形3号」であれば「A4」を追って収めれるので問題ないと思われます。(毎年これで返信されてきてます。)
定形郵便用のサイズなので切手は82円で済みますが、枚数が多い場合は重量オーバーとなり過不足が発生します。
青色申告決算書と確定申告書Bの両方の控えを必要とする場合は、念のために94円分の切手を貼っておきましょう。82円切手では料金不足になる可能性があります。普通に個人の確定申告ではない極端に大きな書類や膨大な書類がある場合は、更に大きな封筒とそれに合った切手を準備しましょう。
返信用封筒の書き方
返信用封筒には自分の郵便番号・住所・名前を記載しておきます。名前の後は「行」で問題ありません。「控え用返信封筒」と記載しても良いですが、確定申告にこの封筒を同封しておけば、ほぼ担当者は理解するので必須ではないと思います。(毎年これで控えが返ってきてます。)
確定申告書類を収める封筒のサイズ・書き方・切手
案内に同封されている封筒を袋状にする
確定申告書類を収める封筒は、こだわりがなければ、税務署からの確定申告の案内に同封されている専用の封筒を利用する事で問題ありません。
キリトリ線にそって、ハサミかカッターで形を点線どおりに整えていきます。
あとは案内に従って、山折、谷折りを行い、セロパンテープなどで固定すれば封筒が完成します。
確定申告封筒の住所の書き方
送付先の住所は、税務署からの案内の封筒の右下に「返還先・連絡先」と記載されている税務署に送れば問題ありません。
作った封筒の宛先が「税務署行き」となっているので「行き」を打ち消し線で訂正して、「御中」に直しておきます。(日本の返信する際のマナー)
あとは確定申告書類を同封して、封をすれば完成です。封を行うまでに記載漏れ、押印漏れがないか最終確認をしたほうが良いでしょう。(とくに押印漏れ)
確定申告書類の封筒の送り方・切手料金
確定申告用の封筒は、通常郵便か信書で郵送できます。通常郵便の場合、通常郵便料金ですが重さによって必要な切手代が変わります。
50gまで・・・120円
100gまで・・・140円
150gまで・・・210円
250gまで・・・250円
500gまで・・・390円
今回の様に控えを同封すると最低料金の50gを軽く超えます。同封する封筒によってもグラムが変わるので、一番確実なのは 郵便局の窓口に持っていき「こちら郵送お願いしたいのですが」と述べると、重さを図って切手代を計算してくれます。
その場で切手代を払うと、窓口の形が張って発送してもらえます。
自宅に計量図りがあれば、自分で測って切符を別途容易しても問題ないですが、締め切りギリギリという事情出ない限りは、窓口に持ち込んだ方が手間は小さいでしょう。