「池島炭鉱坑内体験ツアー」レポート。軍艦島だけじゃない!穴場の長崎観光オススメスポット

長崎観光といえば端島「軍艦島上陸ツアー」が有名ですが、隠れた観光スポットとなる池島で行われている「池島炭鉱坑内体験ツアー」に行ってきたのでレポートします。

池島炭鉱坑内体験ツアーとは

池島炭鉱坑内体験ツアーは元炭鉱マンのガイドでトロッコに乗って、坑内を探検し、炭鉱機器の模擬操作体験や見学ができるツアーです。

ツアー内容は概ね開始から解散までトータルで2時間程度となっており、坑内見学自体は1時間程度です。オプションで島内見学ツアーも可能で、こちらも加えるとトータルで4時間以上のボリュームとなります。

長崎観光といえば軍艦島が有名ですが、池島炭鉱ツアーも隠れた名所として注目されつつある穴場スポットです。

池島への行き方

池島には神浦港のフェリーで向かうことになります。車で長崎から約1時間ほどの道のりとなります。公共機関を利用する場合は長崎駅からバスが出ています。バスの場合は1時間30分程度の道のりとなります。

港といっても小さく、お店などはありません。

上記の建物の中の切符売場に到着。平日ということもあり、閑散としています。

長崎は猫が多いです。神浦港にも2匹ほどいました。

片道410円の切符を買い、いざ池島行きのフェリーへ。

客は自分たち以外に4人程度でした。

船自体は大きく揺れはほとんどありません。

デッキにも出ることができるので船旅気分が味わえます。 

道中は25分程度の旅です。池島が見えてきました。

池島は外観も見応えがあるので、デッキで見ることをおすすめします。

近づいてくると炭鉱の町だった面影が見えてきます。廃墟マニアは必見です。

池島到着

池島到着。指定時間のフェリーに到着すると港でガイドの元炭鉱マンの方が迎えに来てくれています。

ガイドの方の案内で説明を受ける「池島炭鉱倶楽部」に向かいます。 道のりはかつての炭鉱で働いていた方の住居となる団地群を通ります。

道中から昭和の懐かしい雰囲気にあふれているます。

かつて数千人が住んでいた街も今は数えるほどの方しか居ません。ほとんどが空き家となっています。

空き家となった建物は老朽化も進んでおり、半分廃墟とかしてる棟もありました。

しかし、会社によって管理が行き届いているため島内は極めて清潔に整頓されています。

説明を受ける場所となる池島炭鉱さるく倶楽部に到着しました。かつてのショッピングセンターの建物が利用されているようです。

炭鉱説明と昼食

観光用の施設ではないので、施設の一室を間借りしている雰囲気です。

建物内で軽く池島炭鉱の説明を受けることができます。

室内には資料が展示されており、かつての繁栄を知ることができます。

お昼を事前注文している場合は、ここで昼食タイムとなります。船から乗る時間とこれからの炭鉱ツアーの道中を踏まえるとちょうど良いタイミングです。

炭鉱弁当800円。ペットボトルのお茶付きです。ボリュームが少ないので大人の男の人には物足りないかもしれません。女性には丁度といったところでしょうか。島内では昼食と取る場所、買えるお店はありません。船に乗る前に事前に買うか、予め注文する事をおすすめします。

トロッコ乗車

さていよいよツアー開始です。安全ヘルメットと懐中電灯を装備します。

ガイドの説明のもと徒歩でトロッコ乗り場まで向かいます。

道中実際の炭鉱で取れた石炭の説明があります。もちろん触れます。

トロッコに到着。記念撮影タイム。

いよいよトロッコに乗って坑内へ

廃墟化した施設がトロッコから観察できます。

坑内が見えてきました。 

徐々に暗くなり、アトラクション気分が味わえます。

入り口付近はくらいですが、説明のある中は電灯が灯っています。

炭鉱内ツアー

到着したら炭鉱器具の説明があります。普段見れない道具ばかりで興味深いです。

説明があるエリアはある程度整備されており、普通のトンネルといった風合いです。

壁にはかつての炭鉱の町の反映が紹介されています。道中の静けさからは想像ができない賑やかな街の様子が伺えます。

ガイドの方の説明は丁寧で分かりやすいです。

さて、奥に進んでいくと徐々に炭鉱らしくなっていきます。

ライトも所々となり雰囲気が出てきました。

ガイドの方が各設備や仕事の様子などを説明してくれます。

掘削の先端なども見学できます。

危ない箇所は以下のようにロープがはられてます。安全ヘルメットをつけていますが、勝手に行動しないようにしましょう。

地面は濡れてたり、泥化してる箇所も多いのでスニカーなど汚れても大丈夫な動きやすい靴を強く推奨します。

湿気も多いため設備はサビ化が進んでいます。

ガス警報器なども置かれています。

奥に進んでいくと、入り口とは雰囲気も変わってきました。

実際の石炭なども見れます。

掘削機器操作体験

道中では炭鉱の掘削機器の操作体験ができます。一般人には貴重な体験です。

海外の留学生の技術研修にも使われており、日本語以外の表記もあります。

写真ではわかりにくいですが結構な勾配です。

はるか上には別の出口が見えます。

ここでルートを変更していよいよツアーも佳境へ。

すべてを紹介してしまうのは勿体ないので、ここから先は実際のツアーで体験してみてください。

トロッコで帰路へ

トロッコで出口へ

さて坑内ツアーが終わったら、行きと同じトロッコに乗って出口へ向かいます。

徐々に明かりが広がりで出口へ。

廃墟の中を通り、帰りもアトラクション気分です。

港から崩壊した施設が見えます。

島内にはなぜかヤギが。

最初の池島炭鉱倶楽部に戻って、島内観光ツアーに申し込んでいない場合はここで解散となります。帰りのフェリーまで少し時間があるので島内をブラリ。

池島から神浦港へ

かつて栄えた島内も今は僅かな住民のみとなっています。

この島にも猫がいます。

しかし人口も少ないためか、猫も少ないです。

さて時間になったのでフェリーへ。もう少し島を見たいと思いましたが止む終えません。スケジュールに余裕があれば島内ツアーも良さそうです。

帰りも自分たち以外は数人。

軍艦島以外にもあった長崎観光オススメスポット

「池島炭鉱坑内体験ツアー」は長崎駅からバスで1時間ということもあり、軍艦島ツアーよりマイナーな観光スポットですが、完全に観光化した軍艦島ツアーより、より深く当時の雰囲気や空気を味わえて満足感は高かったです。

スケジュールに余裕があり、興味があればおすすめの観光スポットとなります。ただし、観光産業と主としたツアーではなく「三井松島リソーシス」が炭鉱の歴史や事業を紹介するという側面が強いので一見のお客さん気分で向かうのではなく、相応の誠意を持ってツアーに参加すると、より深く楽しめるでしょう。

予約方法

予約は公式サイト「長崎さくる」池島炭鉱坑内体験ツアーから可能です。

午前のコース、午後のコースがあり、午前のコースではオプションで島内観光ツアーをプラスすることもできます。詳しくは下記公式ホームページへ

・公式サイト「長崎さくる」池島炭鉱坑内体験ツアー

https://www.saruku.info/tour/gaku_01_1/

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする