iPhoneをWindows10,11のパソコンにUSB接続して、動画や写真をコピー、転送しようとするとエラーが発生し中断する現象が発生。
発生するエラー表記は数種類
- 「送り側のファイルまたはディスクから読み取れません」
- 「良きしないエラーのためファイルをコピーできません」
(エラー0x80070141:デバイスに到達できません) - システムに接続されたデバイスが機能しません
- デバイスに到達できません
このような現象が発生した際の対応方法をメモ
エラーの現象
iPhoneの動画、写真データをWindows11のパソコンにバックアップしようとすると、数ファイルは問題なく転送できるが、まとめて転送しようとすると途中で上述のようにエラーが発生して転送できなくなった。一度このエラーが再現すると繰り返しエラーが発生して転送成功しない
ファイルサイズの小さなデータを少数転送するケースでは発生せず、「ファイルサイズの大きな動画データ」や「大量の写真データ」を転送する際に発生する模様。
この現象が発生するとWindows内で動画や写真を再生する事もできなくなる
解決方法1「iPhoneを電源オフにして再起動してから繋ぎ直す」(効果 大)
iPhoneからWindows10,11のPCに転送する際にコーデック変換が行われる都合、ストレージの写真、動画の専有率が一時的に大きく上昇する。結果的にiPhoneからWindows10、11のPCに転送するための空き容量が不足して転送エラーが発生してしまう
このストレージの占有率の上昇は一時的なものであり、iPhoneの電源をオフにしてから再起動して、再度WindowsPCにUSB接続することでストレージの空き容量が回復し、転送エラーを回避できる。
手順としては以下のとおり
1:iPhoneの電源をオフにする
2:iPhoneのUSBケーブルをPCから外す
3:iPhoneの電源をオンにする
4:iPhoneのロックを解除してからPCのUSB端子に接続する
転送を試行すると問題なく実行できるようになった。
解決方法2 「iPhoneのストレージの空き容量を確保する」(効果 中)
iPhoneからWindowsパソコンに動画や写真を転送する際に内部でコーデック変換を行う都合、iPhone自体に一定のストレージの空き容量が必要となる。空き容量にない場合は処理が適切に行えなくなり、一定数のファイル転送でエラーが発生していると想定される
iPhone側でデータを整頓して空き容量を確保することで、転送エラーが回避できる。
ただし、空き容量があっても一定数の転送でエラーが発生するため、エラーが発生したら前述した方法の「解決方法1 iPhoneを電源オフにして再起動してから繋ぎ直す」を実行するしかない
解決方法3「iPhoneのUSBケーブルを抜いて指し直す」(効果 小)
iPhoneを接続しているUSBケーブルを一旦抜いて、指し直すと転送が成功するケースもある。しかし、問題がすぐに再発するケースが多い。根本的な問題となっているストレージの空き容量を確保するほうが解決しやすい